
はじめに
わたしたちは、ふだんは「翻訳」と「制作」を主体とした事業をしています。
たとえば「映像翻訳」があります。
「事業」としては、「音声ナレーション」や、「字幕」などを翻訳したりします。
当然、さまざまな言語種類があり、「映像翻訳」一つとっても奥が深く、決してたやすくはありません。
しかし実際は、「翻訳」のみで終わるケースはほとんどありません。
1. 翻訳周辺のお仕事:実例紹介
たとえば、「翻訳」後の「字幕編集」や、スタジオでの「ナレーション収録」も手掛けたりしています。
翻訳以降の「編集」や「制作」、「録音」や「印刷」まで責任もってお納めするケースが増えてまいりました。
ところが「翻訳」だけでは収まらないどころか、「翻訳」がまったく関係ないお仕事をお任せいただくことも多いのです。
やはりお客様も、「ワンストップで最終成果物まで」依頼できる点を便宜に思っていただいているようです。
特に依頼先に困るオリジナルな内容で、私どもを使っていただけているのかなと思い、うれしく感じるこの頃です。
今日は、その中でも特に際立って「異色」と思われるご依頼内容について、ご紹介しようと思います。
2. 異色のご依頼内容
今回ご紹介するのは、「物流倉庫」 様 向けの「出庫カウンター」です。


これは、アクリルで作成した台に、スコアシートを取り付けた、数字5桁の「カウンター」です。
よく見るデジタル表示方式で無いところが、手作り感を醸し出しています。
その分、手軽です。(もちろん、電源・電池は不要。)
既製品では、なかなかこの形のものはありません。これは、これで工作としてアリ ?ではないでしょうか。(自画自賛)
3. Why US ?
ところで、どうして「翻訳会社」がアクリル製品を !? と思われるかもしれません。
実は私どもは「制作」のできる「翻訳会社」として、お客様に認識されているからです。
実際、アクリル材を利用したオリジナルのお品物は、他にもいくつか制作したことはあります。
たとえば製品を乗せる台だったり、証明書盾だったり、POPスローガンだったり。いろいろあります。
また、これらは同一のお客様からのご依頼ではありません。
4. 物流倉庫で役立つ「アクリル製スコアボード」
話は戻りますが、今回制作したのは、物流倉庫の現場で使われる「出庫数字を管理するスコアボード」です。
お客様の倉庫業務では、日々膨大な在庫を扱いながら「どのラインが何件出庫したか」をすばやく確認できる仕組みが求められます。
このスコアボードは、現場スタッフが直感的に数字を把握できるように設計され、耐久性の高いアクリル素材を採用しました。
私どもは翻訳会社でありながら、「課題解決につながるものづくり」をお手伝いできる点が強みです。
実際にこれまでにも、展示会用のアクリル台座や、表彰式用のアクリル製証明書、さらにはデザイン性を重視したPOPスローガンなどを制作してきました。
5. ワンストップで「翻訳+制作」
やっぱり、「翻訳会社にアクリル製品?」と思われる方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、翻訳をきっかけにお客様から「印刷や制作も任せたい」とご相談いただくケースは少なくありません。
翻訳からデザイン、印刷、そして今回のようなオリジナル制作まで一括で対応できることが、私どものユニークな特徴です。
海外とのやり取りや多言語対応を得意とする翻訳会社だからこそ、
- 外国語マニュアルの翻訳 → 印刷 → アクリル台座へのセット
- 国際展示会用資料の翻訳 → デザイン制作 → 会場用パネル・POP
といった「一気通貫のサポート」が可能になります。
まとめ (お客様と共に、新しい形の「翻訳会社」へ)
今回のスコアボード制作も、お客様の「こんなものを作れないか?」という一言から始まりました。
私たちは翻訳にとどまらず、お客様が本当に必要としている最終形を一緒に考え、形にしていきます。
「翻訳会社だからできること」と「翻訳会社なのにできること」――その両方を提供するのが、私どものスタイルです。
翻訳から、翻訳以降のご相談は、ぜひ「翻訳+プラス」までお気軽にどうぞ。