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【2026年最新】翻訳会社の選び方|失敗しない5つのチェックポイントと費用相場

翻訳会社の選び方|失敗しない5つのチェックポイントと費用相場

翻訳会社を選ぼうとGoogleで検索したら、数百社も出てきて途方に暮れていませんか?

日本翻訳連盟(JTF)の「翻訳通訳白書」によると、日本の翻訳会社数はおよそ2,500社あるとされています。

どの会社も同じに見える」「料金の違いがよく分からない」「品質の良し悪しを判断できない」「失敗したくないが、何を基準に選べばいいか分からない」——翻訳会社選びでは、こうした悩みを抱える方が非常に多くいらっしゃいます。

実際に、翻訳会社選びの失敗は深刻な損失につながります。「安さだけで選んだ結果、誤訳だらけで使えず、納期に間に合わなかった」「有名な大手に頼んだのに、専門外の翻訳者が担当で質が低かった」「見積もりにない追加料金が次々と請求された」——こうした失敗談は枚挙にいとまがありません。

しかし、翻訳会社選びの「ポイント」を知っていれば、こうした失敗は確実に避けられます。

この記事では、1,000社以上の翻訳プロジェクトに関わってきた専門家が、翻訳会社選びで絶対に押さえるべき5つのチェックポイントをお伝えします。さらに、料金相場、見積もりの取り方、よくある質問への回答まで、翻訳会社選びに必要なすべての情報を網羅しています。 この記事を読めば、あなたに最適な翻訳会社を、自信を持って選べるようになります。

【前提】翻訳会社選びでよくある3つの失敗

まず、多くの人が陥りがちな失敗例を見ていきましょう。「自分も同じ失敗をするかもしれない」と感じたら、この記事をしっかり読んで対策してください。

失敗例1:価格だけで選んで品質が最悪だった

実際のケース

ある企業がウェブサイトの英語翻訳を格安の翻訳会社に依頼しました。見積もりは他社の半額以下で、「これはお得だ」と即決。しかし、納品された翻訳は文法ミスだらけで、ネイティブには意味が通じないレベルでした。

結局、別の翻訳会社に再翻訳を依頼することになり、費用は当初の2倍以上に膨れ上がりました。

失敗の原因 – 低価格=経験の浅い翻訳者、または機械翻訳の手直しのみ 、専門分野への対応力がない、チェック体制が不十分(翻訳者1名のみで完結)

発生した損失 – 再翻訳費用:元の依頼額と同等またはそれ以上 、時間の損失:納期が大幅に遅延、機会損失:ウェブサイト公開が遅れ、ビジネスチャンスを逃した

失敗例2:大手に任せれば安心と思ったら専門外だった

実際のケース

医療機器メーカーが、有名な大手翻訳会社に技術文書の翻訳を依頼しました。「大手なら安心だろう」と特に専門性を確認せずに発注。

しかし、納品された翻訳は専門用語が不正確で、規制当局への提出時に指摘を受けてしまいました。

失敗の原因 – 大手でもすべての分野をカバーしているわけではない、医療機器の専門性があるか確認しなかった、実際の担当翻訳者のスキルレベルを確認しなかった

発生した損失 – 修正費用と時間 、承認プロセスの遅延、規制当局からの信用低下など。

失敗例3:見積もり後に追加料金が次々と発生

実際のケース

契約書の翻訳を依頼し、見積もりは10万円でした。ところが納品時の請求書を見ると18万円に。「専門用語調査費」「緊急対応費」「フォーマット調整費」などが加算されていました。見積もり時には説明がなく、後から「これらは別料金です」と言われたのです。

失敗の原因 – 見積もりに含まれる内容を詳しく確認しなかった – 追加料金が発生する条件を事前に確認しなかった – 不明瞭な料金体系の会社を選んでしまった

発生した損失 – 予算の大幅な超過(80%増)、 会社への不信感と今後の取引停止


これらの失敗を避けるために、以下の5つのチェックポイントを確認しましょう。


専門分野と実績 (チェックポイント1)

なぜ専門性が重要なのか

翻訳は、分野によって必要な知識が全く異なります。医療、法律、技術、金融、マーケティング——それぞれの分野には固有の専門用語や表現方法があり、一般の翻訳者が正確に翻訳することは困難です。

分野別に必要な専門知識

  • 医療・医薬: 医学用語、薬事法、臨床試験プロトコル、GCP
  • 法律・契約: 法律用語、各国の法制度、契約書の慣習表現
  • 技術・IT: 技術用語、最新技術のトレンド、マニュアル特有の表現
  • 金融・IR: 金融用語、会計基準(IFRS、US GAAP)、開示規制
  • マーケティング: 文化的配慮、キャッチコピーの表現力、ブランドトーン

例えば、医療翻訳者が金融文書を翻訳したり、その逆をおこなったりすると、専門用語の誤訳や不自然な表現が頻発します。

確認すべき5つのポイント

1. 対象分野の専門部署やチームがあるか

専門分野に特化した部門がある翻訳会社は、その分野での翻訳を継続的に行っており、ノウハウが蓄積されています。

質問例: – 「御社には医療翻訳専門の部門はありますか?」 – 「法律翻訳チームには何名の翻訳者がいますか?」など。

2. 類似案件の具体的な実績があるか

自社と同じ業界、同じ種類の文書の翻訳実績を必ず確認しましょう。

質問例: – 「製薬会社の治験文書の翻訳実績はありますか?」 – 「当社と同じ業界(例:自動車部品メーカー)の翻訳経験はありますか?」 – 「契約書の翻訳は年間何件くらい手がけていますか?」など。

ウェブサイトに「医療翻訳の実績多数」とだけ書いてあっても不十分です。

具体的な内容を確認してください: – どんな種類の文書か(論文、添付文書、カルテ、治験文書等) – どの国向けか(米国FDA、欧州EMA、中国NMPA等) – 年間何件くらいか、など。

3. 翻訳者の資格・経験・バックグラウンド

実際に翻訳を担当する翻訳者の経歴も重要です。

医療翻訳に適した翻訳者: – 医学部・薬学部卒業 – 看護師、薬剤師などの医療資格保有 – 医療翻訳認定資格(日本翻訳協会、日本翻訳連盟等)

法律翻訳に適した翻訳者: – 法学部卒業 – 法律事務所での実務経験 – 弁護士資格(母国または翻訳先国)

技術翻訳に適した翻訳者: – 工学部卒業(機械、電気、情報等) – 技術分野での実務経験 – 特許翻訳の経験

4. 業界特有の要求事項への対応

各業界には特有の要求があります。これに対応できるかも確認しましょう。

  • 医療: 薬機法対応、GCP準拠、PMDA提出文書の経験
  • 法律: 秘密保持の徹底、公証・認証への対応
  • 金融: IFRS対応、決算期の短納期対応、開示規制の理解

5. 実績の証明方法

口頭での説明だけでなく、以下で実績を確認できるとベターです:

– 公式サイトの事例紹介ページ – クライアントの声(可能であれば企業名入り) – 受賞歴、認定証 – 取引先企業のロゴ表示(許可を得たもの)など。

実績確認のための質問リスト

  • ✅「当社の業界(○○業界)の翻訳実績はありますか?」
  • ✅「類似の文書(○○)の翻訳経験は何件くらいありますか?」
  • ✅「担当する翻訳者の専門分野と経験年数を教えてください」
  • ✅「翻訳者の資格や学歴を確認できますか?」
  • ✅「過去の翻訳サンプルを見せていただけますか?」(機密情報は除く)

品質管理体制 (チェックポイント2)

なぜ品質管理体制が重要なのか

翻訳の品質は、翻訳者個人の能力だけでなく、翻訳会社の品質管理プロセスに大きく左右されます。優秀な翻訳者でも、チェック体制がなければミスは発生します。

確認すべき6つのポイント

1. チェック体制は何段階あるか

最低限必要な体制(3段階): 1. 翻訳(専門翻訳者) 2. チェック(別の翻訳者による校正) 3. 最終確認(プロジェクトマネージャー)

理想的な体制(5段階、専門性の高い翻訳): 1. 翻訳 2. 校正 3. ネイティブチェック 4. 専門家レビュー(医師、弁護士、技術者等) 5. 最終確認

危険な体制: 「翻訳者1名のみ、チェックなし」——これは品質リスクが非常に高いです。

質問例: 「翻訳後のチェック体制はどうなっていますか?」 「何段階のレビューがありますか?」

2. ISO 17100認証を取得しているか

ISO 17100は翻訳サービスの国際規格です。この認証を取得している翻訳会社は、以下が保証されています:

  • 翻訳プロセスが標準化されている
  • 翻訳者の適格性評価を実施している
  • 品質管理が体系化されている
  • 第三者機関による客観的な審査を受けている

確認方法: ウェブサイトにISO 17100認証マークがあるか、または直接「ISO 17100認証は取得されていますか?」と質問する。

ただし、これは必須条件ではありません。(矛盾するようですが。)

実際、日本国内の翻訳会社のうち、ISO 17100を取得している会社は全体の2〜3%程度と推定されています。
取得にはコストや体制整備が必要なため、品質に注力していても、あえて認証を取得していない会社は少なくありません。

重要なのは、

  • 翻訳プロセスが明確か
  • チェック体制が整っているか
  • 用語管理や品質管理を継続的に行っているか

といった 「実際の運用」 です。

ISO 17100は品質を判断する一つの参考指標ではありますが、
取得の有無だけで翻訳会社の良し悪しを判断するのは現実的とは言えないでしょう。

3. 翻訳メモリ・用語管理システムの活用

翻訳メモリ(TM: Translation Memory)とは: 過去の翻訳をデータベース化し、同じまたは類似の文章が出てきたときに再利用するシステムです。

メリット: – 用語の一貫性が自動的に保たれる – 翻訳スピードが向上する – 2回目以降の翻訳コストが削減される(30-50%削減も) – 品質が安定する、など。

用語集(Glossary)管理: 企業独自の用語、製品名、専門用語を登録し、翻訳時に統一して使用します。

質問例: 「翻訳メモリシステムを使用していますか?」 「用語集の作成と管理はしてもらえますか?」 「過去の翻訳データは次回に活用できますか?」

4. 校正・ネイティブチェックの有無

校正(Proofreading): 別の翻訳者が原文と訳文を照合し、誤訳、誤字脱字、文法ミスをチェックします。

ネイティブチェック: 対象言語のネイティブスピーカーが、自然さ、文化的適切性、ニュアンスを確認します。

特に英語、中国語、韓国語などへの翻訳では、ネイティブチェックは必須です。日本人翻訳者がいくら優秀でも、ネイティブスピーカーが感じる微妙なニュアンスまでは完全には再現できません。

質問例: 「ネイティブチェックは含まれていますか?」 「ネイティブチェッカーの国籍はどこですか?」(米国英語 vs 英国英語等)

5. 納品後の修正・やり直し対応

品質に問題があった場合の対応方針を事前に確認しておきましょう。

確認事項: – 納品後の修正対応期間(通常30日〜90日) – 修正回数の制限はあるか – どこまでが無料修正の範囲か – 完全なやり直しが必要な場合の対応

良い翻訳会社の品質保証例: – 「納品後30日以内の修正は無料で対応」 – 「明らかな誤訳の場合は無償で再翻訳」 – 「用語の不統一は無料で修正」

6. トライアル翻訳(試訳)の提供

多くの翻訳会社は、本発注の前に無料または低価格でトライアル翻訳を提供しています。

トライアルのメリット: – 実際の品質を事前に確認できる – 翻訳者との相性を判断できる – 会社の対応スピードが分かる – リスクなく比較検討できる

トライアルの依頼方法: – 実際の案件から200〜400ワード程度を抽出 – 専門性が分かる部分を選ぶ – 複数社に同じ箇所を依頼して品質を比較

質問例: 「トライアル翻訳は可能ですか?」 「トライアルの分量と料金を教えてください」

品質管理チェックリスト

  1. 最低でも2段階以上のチェック体制がある
  2. ISO 17100またはそれに準じる品質管理がある
  3. 翻訳メモリ・用語管理システムを使用している
  4. ネイティブチェックが標準で含まれている
  5. 納品後の修正対応ポリシーが明確である
  6. トライアル翻訳を依頼できる

料金体系の透明性 (チェックポイント3)

なぜ料金の透明性が重要なのか

不明瞭な料金体系は、後々のトラブルの最大の原因です。「聞いていない追加料金が請求された」という苦情は非常に多くあります。

確認すべき5つのポイント

1. 料金体系が明確に提示されているか

主な料金体系:

① 文字数・ワード数単価(最も一般的)

– 日本語原文:1文字あたり○円 – 英語等の原文:1ワードあたり○円 – 計算が明確で分かりやすい

② ページ単価

– 1ページ(日本語400字換算)あたり○円 – 簡易な文書で使われることがある

③ 時間単価

– 1時間あたり○円 – 通訳や特殊な案件で使用

④ プロジェクト一括料金

– プロジェクト全体で○円 – 大規模案件や長期案件

明確な料金表示の例:

【英日翻訳】
一般文書:1ワードあたり20円
ビジネス文書:1ワードあたり28円
専門文書:1ワードあたり35円〜
最低料金:10,000円

要注意な曖昧な表示:

– 「案件ごとに見積もり」(目安が全くない) – 「応相談」(基準が不明) – 「お気軽にお問い合わせください」(料金情報ゼロ)

2. 見積もりに含まれる内容が明確か

見積書を受け取ったら、何が含まれているかを必ず確認しましょう。

標準的に含まれるべき項目: – 翻訳作業本体 – 校正・チェック – プロジェクト管理費 – 消費税

別途費用になることが多い項目: – DTP(レイアウト調整、InDesign、Illustrator等) – 特急料金 – 専門家レビュー(医師、弁護士等) – 公証・認証手続き – 印刷・製本

必ず確認すべき質問: 見積もりを受け取ったら、以下を必ず確認しましょう。

  • この見積もりには何が含まれていますか?
  • DTP作業は含まれていますか?
  • 追加料金が発生する可能性はありますか?それはどんな場合ですか?

3. 追加料金の条件が明示されているか

よくある追加料金とその相場:

追加項目発生条件相場
特急料金通常納期より短い場合基本料金の20-50%割増
休日対応土日祝日の作業基本料金の30-50%割増
専門用語調査費特殊な専門用語が多い5-10%割増、または別途
DTP作業レイアウト調整ページ単価で別途見積もり
公証・認証公的文書の認証実費+手数料
リライト翻訳ではなく創作的な書き直し別途見積もり

事前に確認: 「特急料金はいくらですか?(何%増ですか?)」 「土日に納品してほしい場合、追加料金はかかりますか?」

4. 支払い条件が明確か

一般的な支払い条件:前払い: 小規模案件、初回取引 – 後払い: 信用取引、継続取引 – 分割払い: 大規模プロジェクト(着手金50% + 納品後50%)

確認事項: – 支払いタイミング(納品前/納品後、締め日、支払日) – 支払い方法(銀行振込、クレジットカード、請求書払い等) – 振込手数料の負担(通常は発注者負担) – 請求書発行のタイミング

5. キャンセルポリシーが明記されているか

万が一のキャンセルに備え、条件を確認しておきましょう。

一般的なキャンセル料: – 作業開始前:無料 – 作業開始後〜50%完了:50% – 50%完了後:100%

確認すべきこと: 「作業開始後のキャンセルは可能ですか?」 「キャンセル料はどのくらいかかりますか?」 「どの時点から『作業開始』とみなされますか?」

料金相場の目安(2026年)

言語・分野別の翻訳単価相場:

翻訳方向一般文書ビジネス文書専門文書(医療・法律等)
英→日18-25円/語25-35円/語35-50円/語
日→英8-12円/字12-18円/字18-30円/字
中国語→日10-15円/字15-22円/字22-35円/字
日→中国語8-12円/字12-18円/字18-28円/字
韓国語→日12-18円/字18-25円/字25-40円/字
日→韓国語10-15円/字15-22円/字22-35円/字

専門分野による価格差: 医療・医薬: +30-50% – 法律・契約: +20-40% – 技術・特許: +20-40% – 金融・IR: +20-30%

注意: 相場より極端に安い(半額以下)場合、品質に問題がある可能性が高いです。

料金の透明性チェックリスト

  1. 料金体系が明確に提示されている
  2. 見積もりに含まれる内容が詳細に記載されている
  3. 追加料金が発生する条件が明示されている
  4. 支払い条件が明確である
  5. キャンセルポリシーが明記されている
  6. 料金が相場の範囲内である(極端に安すぎない)

納期と対応力(チェックポイント4)

なぜ納期と対応力が重要なのか

ビジネスでは納期厳守が大前提です。また、急な仕様変更や追加依頼にも柔軟に対応できる会社を選ぶことで、スムーズにプロジェクトを進められます。

確認すべき6つのポイント

1. 標準納期と特急対応

一般的な納期の目安: – 2,000ワード(日本語約4,000字): 3-5営業日 – 5,000ワード: 7-10営業日 – 10,000ワード以上: 2週間〜、要相談

特急対応: 24時間、48時間、72時間以内の対応が可能な会社もあります。

確認すべきこと: 「5,000ワードを3日で仕上げることは可能ですか?」 「特急料金はどのくらいですか?」 「最短でどのくらいの納期に対応できますか?」

2. 納期遵守率

過去の納期遵守率を確認できれば理想的です。

良好な指標: – 納期遵守率95%以上 – 遅延の場合は事前連絡と代替案の提示

質問例: 「これまで納期に遅れたことはありますか?」 「遅れそうな場合、どのように対応されますか?」

3. 進捗報告の頻度

特に大規模プロジェクトでは、進捗状況の定期報告が重要です。

  • 週次報告
  • マイルストーンごとの報告
  • 問題発生時の即座の連絡

質問例: 「プロジェクトの進捗報告はしてもらえますか?」 「どのくらいの頻度で報告がありますか?」

4. 柔軟な対応力

確認したい柔軟性: – 部分納品は可能か(全体の完成を待たずに完了部分から納品) – 納期の短縮・延長に対応できるか – 仕様変更に柔軟に対応できるか – 急な追加依頼を受け付けてくれるか

質問例: 「途中で仕様が変わった場合、対応してもらえますか?」 「部分納品は可能ですか?」

5. 土日祝日・営業時間外の対応

確認事項: – 土日祝日の作業は可能か(追加料金は?) – 営業時間外(夜間・早朝)の連絡に対応してくれるか – 海外とのやり取りが必要な場合、時差に配慮してくれるか

6. 複数案件の同時進行能力

複数の翻訳案件を同時に依頼する可能性がある場合、対応能力を確認します。

確認ポイント: – 翻訳者のリソース(何名の翻訳者がいるか) – プロジェクト管理体制 – 過去の同時進行実績

納期・対応力チェックリスト

  1. ✅標準納期が明確に提示されている
  2. ✅特急対応が可能である
  3. ✅納期遵守率が高い(または遅延時の対応が明確)
  4. ✅進捗報告の体制がある
  5. ✅ 仕様変更や追加依頼に柔軟に対応できる
  6. ✅ 必要に応じて土日/祝日対応が可能

コミュニケーションとサポート(チェックポイント5)

なぜコミュニケーションが重要なのか

翻訳プロジェクトの成功は、翻訳会社とのスムーズなコミュニケーションに大きく依存します。レスポンスが遅い、質問に的確に答えられない、といった会社では、プロジェクトが円滑に進みません。

確認すべき7つのポイント

1. 担当者の専門性と対応品質

理想的な担当者の特徴: – 対象分野の基礎知識がある – 翻訳プロセスを深く理解している – 質問に的確に答えられる – 問題を先読みして提案できる – 丁寧で分かりやすい説明ができる

確認方法: 初回の問い合わせ時の対応で判断します。担当者の知識レベル、対応の丁寧さ、提案力などを見てください。

2. レスポンスの速さ

一般的な目安: – メール: 24時間以内の返信(営業日) – 電話: 営業時間内に対応 – 緊急時: 可能な限り即座の対応

要注意: 問い合わせメールに2-3日かかる会社は、プロジェクト中も対応が遅い可能性が高いです。

確認方法: 実際に問い合わせをして、返信の速さと内容の質を確認しましょう。

3. 専任担当者の有無

専任担当者のメリット: – 窓口が一本化され、情報共有がスムーズ – プロジェクトの全体像を把握している – 継続案件で信頼関係を構築できる – 引き継ぎミスが発生しない

質問例: 「専任の担当者は付きますか?」 「担当者が不在の場合、誰が対応しますか?」

4. 相談・質問への対応

確認したいこと: – 翻訳前の相談に乗ってくれるか – 専門的な質問に答えられるか – こちらの意図を理解し、最適な提案をしてくれるか

良い翻訳会社の例: 「この文書の用途を考えると、直訳よりも意訳の方が効果的です」 「英語だけでなく、中国語版も作成すると市場カバー率が上がりますよ」 「この表現だと誤解を招く可能性があるので、修正を提案します」

5. トラブル時の対応体制

万が一、問題が発生した場合の対応を事前に確認しておきましょう。

確認事項: – 問題発生時のエスカレーション体制(担当者→マネージャー→責任者) – 責任者への直接連絡手段 – 補償やリカバリーの方針 – 過去のトラブル事例と対応方法

6. アフターサポートの充実度

納品後のサポート内容: – 修正・質問対応(通常30日〜90日) – 用語集のメンテナンス – 翻訳メモリの提供・更新 – 次回以降の割引や優遇措置

質問例: 「納品後、修正が必要になった場合はどうなりますか?」 「用語集は継続的にメンテナンスしてもらえますか?」

7. 長期的なパートナーシップの構築

継続取引のメリット: – 貴社の業界や製品に精通していく – 翻訳の一貫性が向上する – コスト削減(翻訳メモリの活用、優遇価格) – 優先的な対応を受けられる – 信頼関係に基づくスムーズな進行

質問例: 「継続的にお願いする場合、何かメリットはありますか?」 「長期契約による割引制度はありますか?」

コミュニケーション・サポートチェックリスト

  1. ✅ 担当者の対応が丁寧で専門的である
  2. ✅ 問い合わせへの返信が迅速である(24時間以内)
  3. ✅ 専任担当者が付く
  4. ✅ 相談や提案に柔軟に対応してくれる
  5. ✅トラブル時の対応体制が明確である
  6. ✅ 納品後のサポートが充実している
  7. ✅ 長期的なパートナーシップを築ける姿勢がある

【実践】翻訳会社を比較・選定する6ステップ

ここまでの5つのチェックポイントを踏まえ、実際に翻訳会社を選定するステップを解説します。

ステップ1:候補を3-5社に絞る

まず、以下の基準で候補を絞り込みます。

絞り込みの基準: ✅専門分野が合致している✅ウェブサイトに実績が掲載されている ✅ 料金の目安が確認できる(予算の範囲内)✅ ウェブサイトが充実している(情報公開に積極的) ✅ ISO認証などの第三者認証がある

ステップ2:問い合わせ・見積もり依頼

候補3-5社に見積もりを依頼します。

依頼時に伝えるべき情報: – 翻訳の種類(契約書、ウェブサイト、マニュアル等) – 分量(ワード数または文字数、ページ数) – 翻訳方向(日本語→英語、英語→日本語等) – 希望納期 – 予算(あれば) – 特別な要望(ネイティブチェック、専門家レビュー、公証等)

添付すると良いもの: – 翻訳対象の文書サンプル(機密情報は削除) – 用語集(既にあれば) – 過去の翻訳例(参考として)

ステップ3:見積もり・提案を比較

見積もりが届いたら、比較表を作成して客観的に評価します。

比較表の例(Excel等で作成):

評価項目A社B社C社
専門分野の適合性
料金(総額)15万円18万円12万円
単価25円/語30円/語20円/語
納期7営業日5営業日10営業日
チェック体制3段階2段階2段階
ISO 17100認証ありなしあり
ネイティブチェック含む別途含む
翻訳メモリ使用使用不明
担当者の対応迅速・丁寧普通やや遅い
レスポンス時間4時間1日2日
トライアル可能(無料)可能(有料)不可
修正対応30日間無料14日間無料要相談

ステップ4:トライアル翻訳を依頼

見積もり比較で上位2-3社を選び、トライアル翻訳を依頼します。

トライアルのポイント: – 実際の案件から200-400ワード程度を抽出 – 専門性が問われる部分を選ぶ – 同じ箇所を複数社に依頼して比較 – 品質、納期、コミュニケーションを総合的に評価

ステップ5:総合評価で最終決定

評価のウェイト(一般的な例): – 品質: 40% – 価格: 30% – 納期・対応力: 20% – コミュニケーション: 10%

重要: 最安値を選ぶのではなく、「コストパフォーマンス」で選びましょう。

判断のポイント: – トライアル翻訳の品質が最も重要 – 料金は相場の範囲内であればOK – 長期的に付き合えるパートナーかどうか

ステップ6:契約・発注

発注を決めたら、契約前に以下を最終確認します。

契約前の最終確認チェックリスト:

  1. ✅ 見積もり内容の再確認(追加料金の条件等)
  2. ✅ 納期の確認(営業日 vs カレンダー日)
  3. ✅ 支払い条件の確認
  4. ✅ キャンセルポリシーの確認
  5. ✅ 秘密保持契約(NDA)の締結
  6. ✅ 修正対応の範囲と期間
  7. ✅ 納品形式の確認(ファイル形式、レイアウト等)

よくある質問(FAQ)

Q1: 翻訳会社と個人翻訳者、どちらが良いですか?

A: 案件の規模と性質によります。

翻訳会社が適している場合: ✓ 大量・大規模な翻訳(10,000ワード以上) ✓ 複数言語への翻訳 ✓ 専門性の高い分野(医療、法律、技術等) ✓ 品質保証が必要(ISO認証等) ✓ 短納期 ✓ 継続的な案件翻訳会社のメリット: – 複数段階のチェック体制 – 複数の翻訳者でリソース確保(納期短縮、病欠対応) – 納期遵守率が高い – 会社としての責任保証 – 長期的な翻訳メモリの構築

個人翻訳者が適している場合: ✓ 小規模な翻訳(1,000ワード以下) ✓ コストを最優先したい ✓ 特定の翻訳者と継続的に仕事をしたい ✓ 納期に余裕がある

個人翻訳者のメリット: – 料金が安い(会社の30-50%程度) – 翻訳者と直接やり取りができる – 小回りが利く

個人翻訳者のリスク: – チェック体制が弱い(本人のみ) – 病気や不在時の代替がない – 大量案件に対応できない – 専門外の分野には対応不可

結論: ビジネスで使う重要な翻訳は、翻訳会社を選ぶことをお勧めします。

Q2: 機械翻訳(AI翻訳)のポストエディットは安いですか?

A: 必ずしも安くなるとは限りません。

機械翻訳 + 人間のチェック(MTPE: Machine Translation Post-Editing): – 簡単な文書なら30-50%安くなることもある – しかし、専門的な文書では逆に高くなる場合もある

理由: 機械翻訳の誤りを修正する手間が、ゼロから人間が翻訳するより大変な場合があるからです。特に専門用語が多い文書、文脈依存度が高い文書では、機械翻訳の品質が低く、修正に時間がかかります。

機械翻訳が適している文書: – 定型的な文書(仕様書、マニュアルの一部) – 技術文書で繰り返しが多いもの – 大量の文書を低コストで翻訳したい(完璧でなくても良い)

機械翻訳が適さない文書: – クリエイティブな文書(マーケティングコピー、広告) – 契約書、法律文書(誤訳のリスクが高すぎる) – 医療機器の規制文書(患者安全に関わる) – ニュアンスが重要な文書

結論: 用途に応じて使い分けましょう。重要な文書は人間の翻訳を選ぶべきです。

Q3: 納期を短くしたいのですが、品質は落ちませんか?

A: 翻訳会社の対応次第です。

品質を保つための適切な対応: – 複数の翻訳者で作業を分担する – ベテラン翻訳者を配置する – チェックプロセスは省略しない – 適切な特急料金を設定している(質の維持にコストがかかる)

品質が落ちる悪い対応: – 翻訳者に無理をさせる(長時間労働、休日返上) – チェックを省略する – 経験の浅い翻訳者を使う

確認すべき質問: 「特急対応でも品質は通常と同じですか?」 「どのように特急対応しますか?(具体的な方法)」 「特急の場合、何人の翻訳者で作業しますか?」

結論: 信頼できる翻訳会社なら、適切な体制で品質を保ちます。ただし、物理的に不可能な納期(例:10,000ワードを1日で)は断られるか、品質低下のリスクがあります。

Q4: 見積もりは無料ですか?

A: ほとんどの翻訳会社で無料です。

一般的なプロセス: 1. 問い合わせフォームまたはメールで連絡 2. 翻訳対象の文書を送付 3. 2-3営業日以内に見積もりが届く 4. 見積もりに納得したら発注

注意が必要な場合: 特殊な案件(超大規模、詳細な分析が必要、技術的に複雑等)では、見積もり作成自体に費用がかかる場合があります。ただし、事前に説明があるはずです。

複数社に見積もり依頼してOK: 3-5社に見積もりを依頼して比較することは一般的で、問題ありません。

Q5: 契約書や秘密情報を送っても大丈夫ですか?

A: 信頼できる翻訳会社なら問題ありません。

確認すべきセキュリティ対策: ✓ 秘密保持契約(NDA)を締結してくれるか ✓ 情報セキュリティポリシーが文書化されているか ✓ プライバシーマーク(Pマーク)を取得しているか ✓ ISO 27001(情報セキュリティ)認証があるか ✓ 翻訳者個人とも秘密保持契約を結んでいるか

セキュリティ対策の例: – ファイルの暗号化 – セキュアなファイル転送(SFTP、暗号化メール等) – アクセス権限の制限 – 作業後のデータ完全削除 – オフィスへの入退室管理

質問例: 「秘密保持契約は締結できますか?」 「どのような情報セキュリティ対策をしていますか?」

Q6: 翻訳後の修正は何回までできますか?

A: 翻訳会社により異なりますが、一般的には以下の通りです。

無料修正の範囲(通常30-90日以内): – 明らかな誤訳 – 用語の不統一 – 文法ミス – タイプミス

有料になる場合: – 発注者側の指示ミスによる修正 – 仕様変更(「やっぱり別の表現にして」等) – 表現の好みによる変更(「この言い方が気に入らない」等)

修正回数: – 誤訳等の修正:回数制限なし(無料) – 表現の好みによる修正:1-2回まで無料、それ以降は有料

事前に確認すべき質問: 「修正は何回まで無料ですか?」 「どこまでが無料修正の範囲ですか?」 「修正の対応期間はどのくらいですか?」

まとめ:失敗しない翻訳会社の選び方

5つのチェックポイント(再確認)

チェックポイント1:専門分野と実績

✓ 対象分野の専門部署・チームがある ✓ 類似案件の具体的な実績がある

✓ 翻訳者の資格・経験が確認できる ✓ 業界特有の要求に対応できる

ェックポイント2:品質管理体制

✓ 複数段階(最低2段階以上)のチェック体制 ✓ ISO 17100等の認証取得

✓ 翻訳メモリ・用語管理の活用 ✓ ネイティブチェック(多言語の場合) ✓ トライアル翻訳が可能

チェックポイント3:料金体系の透明性

✓ 明確な料金体系の提示 ✓ 見積もり内容が詳細

✓ 追加料金の条件が明示されている ✓ 料金が相場の範囲内(極端に安くない)

チェックポイント4:納期と対応力

✓ 標準納期が明確 ✓ 特急対応が可能 ✓ 納期遵守率が高い ✓ 柔軟な対応ができる

チェックポイント5:コミュニケーション

✓ レスポンスが速い(24時間以内) ✓ 専任担当者がいる ✓ 丁寧で専門的な対応

✓ アフターサポートが充実

選定の3つの鉄則

鉄則1: 最安値ではなく、コストパフォーマンスで選ぶ

安さだけで選ぶと、品質不足で結局高くつきます。「安物買いの銭失い」にならないよう、品質と価格のバランスで判断しましょう。

鉄則2: 必ず複数社(3-5社)を比較する

1社だけの見積もりでは、それが適正かどうか判断できません。最低3社の見積もりを比較しましょう。

鉄則3: トライアル翻訳で実力を確認する

見積もりや営業トークだけでなく、実際の翻訳品質を見てから判断しましょう。トライアル翻訳は必ず依頼してください。

長期的なパートナーとして考える

一度良い翻訳会社を見つけたら、継続的な関係を築くことをお勧めします。

継続取引のメリット: – 貴社の業界・製品への理解が深まる – 翻訳の一貫性が向上する – 翻訳メモリの蓄積でコスト削減(2回目以降30-50%削減も) – 優先的な対応を受けられる – 信頼関係に基づくスムーズなコミュニケーション

次のステップ:まずは無料見積もりから

翻訳会社選びで迷ったら、まず無料見積もりを依頼してみましょう。見積もりを取ること自体にリスクはありません。

当社の無料見積もりサービス

私たちは、お客様に最適な翻訳ソリューションを提供するため、以下のサービスを無料で提供しています:

詳細な見積もり(2営業日以内にお届け) ✅ 翻訳プロセスのご説明類似案件の実績紹介

最適な納期のご提案無料トライアル翻訳(200ワードまで)

お問い合わせ方法:ウェブサイトのお問い合わせフォームから – メール:rep@plustranslate.com – 電話:045-548-3537(平日9:00-18:00)

専門スタッフが、丁寧にご対応いたします。

当社の強み

幅広い専門分野に対応

医療・医薬、法律・契約、技術・IT、金融・IR、マーケティング、特許などの専門分野に対応しています。

高い品質管理

– 3段階以上のチェック体制 – ネイティブチェック標準装備 – 専門家レビュー(医師、弁護士等も可能)

柔軟な対応

– 特急対応可能(24時間〜) – 土日祝日対応 – 小ロット(500ワード〜)から大規模案件(100,000ワード以上)まで

透明な料金

– 明確な料金体系 – 見積もり後の価格変更なし – 追加料金なし(事前合意がある場合を除く)

充実したサポート

 専任担当者制 – 24時間以内のレスポンス – 納品後30日間の無料修正対応 – 翻訳メモリ・用語集の継続管理

豊富な実績

– 年間1,000件以上のプロジェクト – 500社以上の企業との取引実績 – 医療機器、医薬品、法律、技術、金融など、あらゆる分野で実績

あなたのビジネスに最適な翻訳パートナーとして、私たちにお任せください。

まずはお気軽に、無料見積もりをご依頼ください。

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