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IT・ソフトウェア

 

IT・ソフトウェア

翻訳プラスは、「IT機器」や「ソフトウェア」に関するマニュアル、規格文書、機器カタログなどの海外版制作を得意としています。

これまでに20年以上にわたり、10,000件以上の案件を納め、豊富な実績とノウハウを蓄積しています。同時に、これまで膨大な「翻訳メモリ」(翻訳のデータベース)を構築し保守してきました。

もちろんこのメモリは、お客様固有の知的財産にあたり、他に転用することはありません。重要なのは、どのような内容であっても、適切に「翻訳メモリ」を構築するスキルにあると考えます。

このようなスキルと、多くの実績とノウハウを有する「翻訳プラス」は、お客様の翻訳に関するどのようなニーズにもお応えします。

IT・ソフトウェアにおける
ローカライズの注意点

1. 文化的整合性

言語だけでなく文化の違いを考慮する必要があります。たとえば、色やシンボル、日付や時間の表記形式、単位系(メートル法とヤード・ポンド法など)を現地文化に合わせることが重要です。

例:
西洋ではチェックマークが「OK」の意味を持つ一方で、日本では「✓」が時に不正解を示す場合もあるため、文化的なシンボルの違いに注意が必要です

2. 技術的適応

ソフトウェアでは、文字セットの対応が重要です。

たとえば、日本語や中国語のようなマルチバイト文字に対応する必要があります。Unicodeなどの標準を使用し、すべての文字が正しく表示されるようにします。

さらに、右から左に書かれる言語(アラビア語やヘブライ語など)では、UIの配置も逆になるため、インターフェースのデザインも調整する必要があります。

3. 法的、規制的要件

各国の法規制やセキュリティ基準にも対応する必要があります。特に個人情報保護(GDPR、PIPAなど)の観点から、現地の法令に従ったデータ管理が必須です。

例:ヨーロッパでは、プライバシーポリシーやクッキーの扱いに関して厳しい規制があるため、これに準拠したシステム設計が必要です。

4. UI(ユーザーインターフェース)と
UX(ユーザーエクスペリエンス)

言語の違いにより、テキストの長さが異なる場合があります。英語に比べて、ドイツ語やフランス語の文は長くなる傾向があるため、UIデザインには柔軟性が必要です。また、言語特有の文字幅にも注意が必要です。

ボタンやメニューが狭すぎて、長い翻訳が切れてしまうことを防ぐため、レイアウトを調整する必要があります。

5. サポートとドキュメント

ソフトウェアだけでなく、ヘルプドキュメントやサポート資料も現地の言語に翻訳し、適切な言い回しや用語を使用する必要があります。

また、地域特有の問題に対するFAQの作成など、サポート体制も現地化することが求められます。

6. テストの徹底

ローカライズ後は、現地語でのテストが不可欠です。

翻訳だけでなく、UIが正しく機能しているか、表示が崩れていないか、適切なUX(ユーザーエクスペリエンス)が維持されているかなどを確認します。ユーザビリティテストやバグフィックスも現地の状況に合わせて行います。

これらのポイントを適切に対応することで、現地のユーザーにとって使いやすい製品が提供でき、満足度や市場での競争力を高めることができます。

まとめ

IT機器・ソフトウェアのローカライズ(現地化)における注意点は、単なる翻訳を超え、文化や技術的な要素も含めた多面的な対応が必要です。

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